実用的でかつおしゃれな部屋づくりを日々研究している建築士女子のWindyです。
本日は「寝室の加湿器を選ぶポイント」についてお話ししたいと思います。
乾燥が気になる、寒い冬の時期。
- 朝起きたらのどがカラカラ…
- 日中声がかすれる
- 体調がすぐれない、風邪を引きやすい
このようにプチストレスを感じている人は多いのではないでしょうか。
寝ている間の乾燥を防ぐには加湿器を使うのが定番ですが、加湿器ってめっちゃ種類があって何を選んだらいいのか困りますよね…。
私も今回加湿器を買うために色々調べてみたらびっくりしたよ
種類が無限にあって違いがわからへんよな
どうせこれから新しく加湿器を購入するのであれば、きちんと効果があって、かつ眠りを妨げないものを選びたいですよね。
ついでに、おしゃれな部屋を目指す私としては、インテリアになじむ素敵なデザインのものがいい。
そこで今回の記事では、モノを買うのにこだわりの強い私が、夜寝る時に使う加湿器を選ぶために重視した条件5つについてまとめました。
そして実際に購入してよかった加湿器についてもご紹介したいと思います。
初めに結論をお伝えしますと、寝室用の加湿器選びで重視したポイント5つは次の通り。
- 加湿能力の高い方式
- 一晩中使えるタンク容量
- 眠りを妨げない静音設計
- 夜に光らないスリープモード
- インテリアになじむデザイン性
そして実際に買って使ってみてよかったおすすめ加湿器は、AND DECOの「上部給水タイプ ハイブリッド加湿器」というアイテムです。
今回は買い替えのため新しく加湿器を購入したのですが、吟味して選んだおかげで機能も見た目も大満足でした。
一方で、失敗だったわけではないですが、ここはオーバースペックだったかな?と思った点もあったので、包み隠さず書いていきたいと思います。
- 加湿器は種類が多くてよくわからない…
- 加湿器選びに失敗したくない
- 実際に使ったリアルな口コミを知りたい
という方のお役に立つ内容になっているかと思いますので、ぜひ最後までお読みください!
1.加湿能力の高いヒーター付き加湿器を選ぶ
それでは、寝室用の加湿器を選ぶにあたって大事にした5つの条件について、これから順番に解説していきたいと思います。
まず最も重視した1つ目のポイントは、「加湿能力が高いか」です。
加湿能力の高い加湿器は「スチーム式」か「ハイブリッド式」
寝室用の加湿器を選ぶ上で、私が最も重視したのが「加湿能力の高さ」です。
寝ている間の乾燥を防ぎたい!というのが第一の目的だったので、ちゃんと加湿パワーのあるものというのが加湿器を選ぶ上での絶対条件でした。
せっかく加湿器を買ってもしっかり加湿されなかったら意味がないよね
このように加湿能力を重視する場合は、加湿器の方式は「スチーム式」か「ハイブリッド式」のいずれかを選ぶのがおすすめです。
ここで簡単に説明すると、加湿器には主に4つの種類があります。
- スチーム式(加熱式)
- ハイブリッド式
- 気化式
- 超音波式
私も今回調べて4つの種類があることを知ったよ
この4つの中で「スチーム式」と「ハイブリッド式」は、ヒーターの熱を使って加湿をする方式になっています。
水を温めるため、ヒーターのない方式よりも加湿能力が高く、しっかり加湿することができるのです。
ハイブリッド式の加湿器を寝室で使ったら加湿能力がすさまじかった
私が購入した加湿器の加湿能力についてお話しします。
AND DECOの「上部給水タイプ ハイブリッド加湿器」は、ヒーターと超音波式を組み合わせたハイブリッド式の加湿器です。
ハイブリッド式で、実際きちんと加湿されるのん?と気になる方もいらっしゃるかと思いますので、実際にわが家の寝室で使ってみた様子をご紹介します。
結論、加湿能力は十分すぎるくらいで、効果はバツグンでした。
加湿器が届いてすぐに寝室で使ってみた時の写真が、こちら。
その効果たるや、加湿されているのが目視で確認できるほど。
朝起きたら寝室が煙に包まれていました。
表示された湿度は90%。熱帯雨林みたいだったよ!
(熱帯雨林には行ったことないけどな)
先にお断りをしておきますと、ここまでもくもくになってしまったのは完全に私の使い方が悪いのが原因です。
取説を読まずに適当にスイッチオンにして、一晩中加湿してほったらかしにしていたので…(^^;
ですが、6畳の部屋がかすみがかるくらいには加湿力があるということが、十分おわかりいただけたのではないでしょうか?
その後、出力を調整したり、湿度設定をすることで、もくもくになることはなくなったよ
この加湿器は最大17畳対応(木造和室は10畳)のため、6畳程度の寝室で使うには出力を控えめにした方がいいですね。
しっかり加湿されるので不満はないけど、寝室用にはややオーバースペックかもしれへんな
補足の失敗談:超音波加湿器はあまりしっかり加湿できなかった
今回購入したハイブリッド加湿器の加湿能力にはとても満足でしたが、過去に加湿器の方式選びで失敗したことがありました。
その失敗エピソードを紹介したいと思います。
今回買い替える前に使っていた加湿器は、超音波式のものでした。
キャラクターの耳からミストが出るというかわいらしいデザインだったのですが、高出力で加湿すると翌朝には床がびしょ濡れになっていました。
結局一番低い出力でしか加湿することができなかったよ
満足に加湿できひんかったんよな…
後から知ったのですが、超音波式は水蒸気ではなくミスト(水の粒子)を放出する方式のため、ミストが蒸発する前に床に落ち、床が濡れてしまう場合があるのだとか。
もちろん効果は製品や使用状況によって違いますので、超音波式の加湿器が一概に悪いというわけではないですが、そうした特徴があるということを知っておけばよかったと思いました。
2.一晩中使ってもなくならないタンク容量の加湿器を選ぶ
加湿器を選ぶ上で重視したポイントの2つ目は、一晩中使ってもなくならない十分な容量のタンクがあるかという点です。
部屋の広さに十分なタンク容量の加湿器を選ぼう
寝室で加湿器を使うのであれば、せっかく眠る前に加湿器をオンにしても、夜中に水切れになって十分に加湿できなかったら悲しいですよね。
加湿器の製品説明には、タンクの水量や推奨の部屋の広さ、連続運転時間などが書かれていると思います。
自宅の部屋の広さと見比べて、適切なタンク容量があるか必ず確認しましょう。
必要なタンク容量は計算することもできる
加湿器の製品説明を読んだけど、どのくらいのタンク容量が必要かわからん!という場合は、自分で計算することができます。
自分で計算したい人のために簡単に解説するで
計算するために必要な情報は、「定格加湿能力」の値。
定格加湿能力とは、その加湿器が「1時間にどのくらいの水分量を放出するか」という数字です。
これは製品によって異なりますので、加湿器の製品説明を読んで確認しましょう。
ちなみに、部屋の広さに対して必要な定格加湿能力の目安は、こちらのPanasonicさんのサイトが参考になりました。
参考サイト:加湿機の選び方・適用畳数とは
定格加湿能力の数値がわかったら、次は必要なタンク容量の計算です。
必要なタンク容量は以下の計算式で求めることができます。
定格加湿能力(mL/h) × 加湿時間(h) ÷ 1000
例えば、定格加湿能力が300mL/hの加湿器で、一晩中8時間加湿をしたいという場合は
300mL/h × 8h ÷ 1000 =2.4L
となります。
実際に計算すれば足りるかどうか安心できるね
大容量のタンクの場合は上から水が注げるタイプの製品が楽チン
長時間の使用にも耐えるようにタンク容量の大きい加湿器を買うのであれば、給水を上から注いでできるかという点にも注意を払ってみて下さい。
タンクが大容量だと、水を満タンに入れると当然ながらものすごく重たくなりますよね。
洗面所で水をくんで、使う部屋までえっちらおっちらと運ぶのはなかなかの重労働です。
途中で水がこぼれたりしてね
最後加湿器にセットするために持ち上げるのが大変よな
今回私が購入した加湿器は、上から給水できるようになっていたのですが、重いタンクを運ばなくても済むのでこれが楽でよかったです。
私は電気ポットに水をくんで給水しているよ
空のペットボトルとかもいいかもな
3.眠りを妨げない静音の加湿器を選ぶ
寝室の加湿器を選ぶ上で重視したポイントの3つ目は、動作音が静かかどうかです。
静かな加湿器を使うとストレスがぐっと減った
動作音に関しては以前の失敗経験から、こだわったポイントですね。
以前わが家で使っていた加湿器は、電源を点けるとしばらくの間、モーター音のような「ウィーン」という機械音が鳴っていました。
私は寝つきが悪いので、音がうるさいのはかなり気になっていたよ
しかし、今回購入した加湿器を使うようになってからは、騒音によるストレスがすっかりなくなりました。
もちろん蒸気が出ているため動作中はまったくの無音というわけではありませんが、音が気になって眠れないということは私の場合一切なくなりました。
30dB前後の加湿器を選ぼう
静かさを重視するのであれば、30dB前後の製品を選ぶのがよいそうです。
私が購入したAND DECOの「上部給水タイプ ハイブリッド加湿器」は約32dB(ヒーター機能をOFFにした場合)とのことです。
ちなみにヒーター機能をオンにしていても、私の場合は音は気にならなかったよ
ただ、音の感じ方は人それぞれなので、事前に製品の騒音値をチェックしておいたり、口コミを見たりするのがいいかと思います。
4.夜に光らないスリープモードがある加湿器を選ぶ
加湿器を選ぶために重視したポイントの4つ目は、動作中のランプが消灯できるスリープモードが搭載されているかという点です。
完全消灯するスリープモードは快適だった
光に関しては私というよりも、同居している彼が気にしていたポイントですね。
夜真っ暗な部屋の中では、点灯ランプのわずかな光が気になってしまうとのこと。
今回購入したAND DECOの「上部給水タイプ ハイブリッド加湿器」は、スリープモードに設定すると、完全に表示ランプを消灯することができます。
一切光を発しないので、この機能は私にとってもかなり快適でした。
色々な加湿器を調べたけど、完全消灯できる製品はあまりなかったよ
加湿器の止め忘れを防ぐためにタイマー機能付きがおすすめ
スリープモードのデメリットは、完全にランプが消えてしまうので、加湿器が運転しているのに気づかずにうっかりつけっぱなしにしてしまうところかと思います。
そこで、加湿器を消灯したい場合は、合わせてタイマーを設定しておくのがおすすめです。
わが家では朝に停止するようにタイマー設定してから、スリープモードにして消灯しています。
これで止め忘れを防止できるね
5.インテリアになじむデザインの加湿器を選ぶ
加湿器を選ぶために重視したポイントの5つ目は、自分の好みのデザインのものかというところです。
せっかく部屋に置くものですし、加湿器はそうそう買い替えるものではないので、見た目にもこだわりたいところ。
デザインに関して今回私が意識したポイントを2つだけご紹介したいと思います。
デザインに関しては完全に個人の好みの問題だと思うので、どこに意識を向けたらいいのかという考え方だけ参考にして下さい~
①大きさは目立ちすぎない小ぶりな製品を選ぶ
加湿器の外形サイズに関しては、そこまで大きくないものを探しました。
タンク容量を確保しつつ、できるだけコンパクトなものを希望しました。
たまに多機能な加湿器だと、高さが腰くらいまであるような存在感のある大きさの製品もありますが、
やはり部屋の中で目立ってしまうため、今回は候補から除外しました。
一方で、サイズが大きくても加湿器自体がオブジェクトになるようなデザイン性の高い製品がありました。
検討したのですが、寝室に置くにはやはり悪目立ちしてしまうかな?と考えて、今回は購入を見送りました。
例えば、こういう加湿器です。
すごく造形的でオブジェみたいですよね。
こんな加湿器にもいつか挑戦してみたいです
②色は家にある他のアイテムとのバランスを考慮
加湿器の色は、家にすでにある他のアイテムとのバランスを考えて選びました。
わが家では、ゴミ箱、サーキュレーター、スタンドランプなどが黒色だったため、色を合わせるために加湿器も黒色のものを探しました。
形のデザインが気に入っても、黒色が無いから採用を見送った製品もあったよ
寝室用におすすめの加湿器5選
以上、ここまで、寝室用の加湿器を選ぶために重視したポイント5つについてご紹介してきました。
- 加湿能力の高い方式
- 一晩中使えるタンク容量
- 眠りを妨げない静音設計
- 夜に光らないスリープモード
- インテリアになじむデザイン性
ここまで読んでくださった方の中には、
選ぶポイントはわかったけど、条件を満たす加湿器は具体的にどれやねん?
と思われる方もいらっしゃるかと思います。
そこで、今回購入にまでは至らなかったけど、私が候補に入れて検討した加湿器について、個人的な評価をしつつざっと紹介したいと思います。
購入しなかったものも、かなりいいな~と思える製品ばかりだったよ
寝室用の加湿器がほしいけど、ぜんぶの加湿器を調べて比較するのは面倒だよ~、という方は参考にして下さい!
AND DECO「上部給水タイプ ハイブリッド加湿器」
- 加湿能力 ★★☆
- タンク ★★☆
- 静音 ★★★
- スリープ ★★★
- デザイン ★★★
まずは、今回実際に購入したAND DECOの「上部給水タイプ ハイブリッド加湿器」から。
私の独断と偏見でレビューしていきたいと思います。
静音性、スリープ機能、デザインいずれも高評価なのですが、加湿能力とタンクについては、寝室用としてはややオーバースペックすぎるかな?と思ったので✩マイナス1にしています。
総合的に見て一番気に入ったので、私はこれを使ってよかったよ!
ここから先は、実際に購入はしていないものの候補として検討していた加湿器を紹介します。
recolte「UVハイブリッド式加湿器」
- 加湿能力 ★★★
- タンク ★★☆
- 静音 ★★★
- スリープ ★★☆
- デザイン ★★★
最大加湿量は約350mLで寝室には十分そう。
タンク容量が2.8Lなので、長時間連続使用するにはやや心もとないかな?と思いました。
一晩くらいならぴったり足りるくらいかな。
静音設計は約26dBとのことですので良いですね。
ナイトモードはあるけど、完全消灯では無いようです。
デザインも全体的にすっきりしていて良いと思いました。
CORONA「ハイブリッド式加湿器」
コロナ|CORONA ハイブリッド式加湿器 ホワイト UF-HV103R [ハイブリッド(加熱+気化)式]
- 加湿能力 ★★☆
- タンク ★★☆
- 静音 ★★★
- スリープ ★★☆
- デザイン ★★★
デザインがすっきりしていてかっこいい製品です。
最小運転音12dB(設定後1時間)と寝るときにも安心そうですね。
光も完全消灯ではないですが明るさが控えめになるようです。
最大1120mLの加湿能力、7.2Lのタンク容量とハイパワー。
6畳程度の寝室にはオーバースペックすぎるかな?と思ったので☆マイナス1にしています。
ここで紹介している他の加湿器と比べて、価格が高いのもネックですかね…
BRUNO「ハイブリッド加湿器 COLUMN MIST」
- 加湿能力 ★★★
- タンク ★★★
- 静音 ★☆☆(不明)
- スリープ ☆☆☆
- デザイン ★★☆
薪ストーブのようなデザインがかわいくて気になった製品です。
ただ、私はどちらかというとかっこいい寄りのインテリアが好きなので、
このデザインはわが家にはかわいすぎると思い、購入を見送りました。
THREEUP「ハイブリッド加湿器 Fog Mist (フォグミスト)」
- 加湿能力 ★★★
- タンク ★★★
- 静音 ★☆☆(不明)
- スリープ ☆☆☆
- デザイン ★★☆
これもデザインがかわいくて気になった製品です。
ナチュラルなデザインで、私が目指すインテリアとはちょっと合わないかな~と思ったので、採用を見送りました。
まとめ
夜寝るときに使う加湿器を選ぶポイント5つ
- 加湿能力の高い方式
- 一晩中使えるタンク容量
- 眠りを妨げない静音設計
- 夜に光らないスリープモード
- インテリアになじむデザイン性
本日は寝室用の加湿器を選ぶために私が重視したポイント5つについて紹介しました。
寝ている間の乾燥に悩まれている方、加湿器選びに困っている方はぜひ参考にして下さい!
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