実用的でかつおしゃれな部屋づくりを日々研究している20代建築士女子のWindyです。
今回のテーマは、「100均バルブ式の衣類圧縮袋を徹底比較!」です。
冬が終わり暖かい季節になると、冬服の収納に困っているという方が結構いらっしゃるのではないでしょうか。
私も冬の間は、もこもこあったかパジャマを愛用していたのですが、冬が過ぎ去った今は、ただのかさばる”毛だるま”と化しています…。
そういったふわふわの冬物衣類をコンパクトに収納するのに、圧縮袋は便利ですよね。
しかし、衣類用の圧縮袋は、お手軽に買える100均だけに絞ったとしてもかなりの商品数があり、一体どの商品を選んでいいのか困ってしまうのではないでしょうか。
そこで今回は、100円ショップ4社にて5つの商品を実際に購入し、商品の特徴や違い、使いやすさなどを比べてみました!
比較した商品は次の5つです。
①ワッツ「バルブ式 衣類用圧縮袋M」
②キャンドゥ「バルブ式圧縮袋 衣類用L」
③ダイソー「掃除機で簡単吸引!衣類バルブ式圧縮袋」
④セリア(水色)「衣類用圧縮袋 サイクロンクリーナー対応」
⑤セリア(真っ白)「バルブ付圧縮袋 大物衣料M」
実際衣類を圧縮するとどのくらいかさが減るのか、圧縮する前後の写真も掲載しながら商品の違いをまとめております。
衣類用の圧縮袋について悩んでいる方はぜひ最後までお読みください!
- 冬服がかさばって収納に困っている方
- どの圧縮袋を選んでよいかわからない方
- 100均の圧縮袋でどのくらいの効果があるのか知りたい方
今回比較する100円ショップ4社5商品の衣類用圧縮袋を紹介
まず初めに、今回比較した100均4社5商品の衣類用圧縮袋を紹介します。
①ワッツ「バルブ式 衣類用圧縮袋M」
1つ目は、ワッツ(Watts)の「バルブ式 衣類用圧縮袋M」です。
値段は税込110円です。
②キャンドゥ「バルブ式圧縮袋 衣類用L」
2つ目は、キャンドゥ(Can★Do)の「バルブ式圧縮袋 衣類用L」です。
こちらは最寄りの店舗にLサイズしか置いていなかったため、Lサイズを購入しています。
値段がこちらだけ税込220円となっています。
③ダイソー「掃除機で簡単吸引!衣類バルブ式圧縮袋」
3つ目は、ダイソー(DAISO)の「掃除機で簡単吸引!衣類バルブ式圧縮袋」です。
値段は税込110円です。
④セリア(水色)「衣類用圧縮袋 サイクロンクリーナー対応」
セリア(Seria)では2商品を購入しました。
そのうち1つ目の商品は、「衣類用圧縮袋 サイクロンクリーナー対応」です。
値段は税込110円です。
もう1つの商品と区別するために、バルブ中央部が水色なので「セリア(水色)」と表記します
⑤セリア(真っ白)「バルブ付圧縮袋 大物衣料M」
セリアで購入した2つ目の商品は、「バルブ付圧縮袋 大物衣料M」です。
こちらも値段は税込110円です。
バルブが真っ白なので「セリア(真っ白)」と表記します
補足:衣類用圧縮袋を選定した条件
なお、商品の選定に関して補足をいたします。
圧縮袋には目的や用途に応じておびただしい数の商品があるため、すべての商品を比較するのはかえって混乱してしまうと思いました。
そこで、今回は「冬服の収納」という目的に沿うものとして、あらゆる圧縮袋の中から次の2つの条件を満たす商品のみを選定しています。
- バルブ式(掃除機で空気を抜くタイプのもの)
- 1~2枚程度の衣類用
まずは次の冬まで長期間、圧縮された状態をキープしたいので、手で空気を抜く手押し式のものではなく、掃除機を使って空気をしっかりと抜き、かつバルブで口を閉じるタイプのものを条件としています。
また、今回圧縮したい服は数点ほどでしたので、衣類収納ケース丸ごと圧縮するような大型の商品は除外し、1~2枚ずつ圧縮していくような商品を選んでいます。
また、私が行った店舗に置いてあった商品を購入しておりますので、在庫がなかったために比較対象から漏れている商品もあるかもしれません。
なにとぞご了承下さい。
100均の衣類用圧縮袋はちゃんと圧縮できるのか?効果を検証
それではまずは、圧縮袋を購入する上で最も重要な点、「きちんと空気が抜けて圧縮されるのか」という圧縮の効果についてお伝えしたいと思います。
100均て安いけど、ほんまにちゃんと圧縮されるんかな…
実際に使って圧縮してみたよ!
早速結論を言ってしまうと、100円ショップいずれの商品もしっかりと圧縮をすることができました。
5つの商品の圧縮前後の写真はこちらです。
ばっちり圧縮できてるね!
圧縮前後の衣類の厚みを記録して、表にしてみました。
商品名 | 圧縮前 厚み (cm) | 圧縮後 厚み (cm) | 圧縮率 |
---|---|---|---|
①ワッツ | 14 | 5 | 64.2%↓ |
②キャンドゥ | 20 | 5 | 75.0%↓ |
③ダイソー | 19 | 6 | 68.4%↓ |
④セリア(水色) | 18 | 5 | 72.2%↓ |
⑤セリア(真っ白) | 8 | 4 | 50.0%↓ |
それぞれ圧縮した衣類が異なるので、単純な数値比較はできませんが、いずれも元の厚みから50%以上減らすことができています。
続いて、衣類すべてを積み重ねた状態で撮影した写真はこちらです。
横に比較用としてマンガを置いているのですが、高さが減っていることがはっきりとわかりますね!
ちゃんと圧縮されてるやん~
100均の圧縮袋を使えば、相当かさを減らせることが実証されたね
100均のバルブ型衣類圧縮袋の特徴の違いは?各社のアイテムを徹底比較!
100均4社の5つの商品を購入し使ってみた結果、100均という安いアイテムでもきちんと衣類は圧縮されることがわかりました。
ちゃんと圧縮されるんやったら、どの商品を買ってもかまへんってことなん~?
確かにどの商品を選んでもしっかり圧縮はされるけど、商品ごとに微妙な違いがあるよ
先に書いたように、今回比較をした100円ショップの5つの商品であれば、どれを使っても衣類はしっかりと圧縮できることが確認できました。
どの商品を購入をしたとしても、圧縮という目的は叶えられるかと思います。
しかし、各商品は微妙に特徴の違いがあります。
各ショップの商品は何が違うのか知りたい、よりこだわって商品を選びたいという方のために、ここからは実際に使ってみて気がついた製品特徴の違いについてお伝えしたいと思います。
特徴の違いとしては、大きく次の3つのポイントがあります。
- バルブ形状・大きさ
- 色・見た目のデザイン
- ファスナー形状
これら3つのポイントを踏まえつつ、各商品のメリットデメリットを順番に説明していきます!
バルブのサイズが小さく、より多くの掃除機に対応できるのは①ワッツと②キャンドゥ
バルブ型衣類圧縮袋の違い1つ目は、掃除機で空気を抜くための吸込み口であるバルブの形状・大きさの違いです。
- ①ワッツ「バルブ式 衣類用圧縮袋M」
- ②キャンドゥ「バルブ式圧縮袋 衣類用L」
この2つの商品のバルブはフタ式のバルブとなっており、今回比較した5商品の中で最も直径が小さくなっておりました。
こちらが①ワッツと②キャンドゥのバルブの写真です。
いずれもバルブの直径は約3.3cmであり、非常に小さな大きさとなっています。
他の商品のバルブはひねって閉める回転式となっており、直径が一回り大きくなっています。
5商品のバルブの直径を表にまとめたものは次の通りです。
商品名 | バルブ直径 | バルブ形式 |
---|---|---|
①ワッツ | 3.3cm | フタ式 |
②キャンドゥ | 3.3cm | フタ式 |
③ダイソー | 3.5cm | 回転式 |
④セリア(水色) | 3.5cm | 回転式 |
⑤セリア(真っ白) | 3.7cm | 回転式 |
商品によって結構大きさがちがいますよね。
バルブ直径が大きいと、お使いの掃除機によってはノズルのサイズが合わなくて空気が上手く抜けなくなってしまう恐れがあります。
その点、
- ①ワッツ「バルブ式 衣類用圧縮袋M」
- ②キャンドゥ「バルブ式圧縮袋 衣類用L」
この2つの商品であれば、バルブ径が最小なので、掃除機のノズルが合わないリスクが低いだろうと思いました。
バルブはフタ式ですが、使ってみると空気が逆戻りすることもなく、フタはカチっと閉まって扱いやすい。使い勝手が良かったですね。
フタ式は空気が漏れちゃうんじゃないか心配だったけど、使ってみたら案外良かったよ
そうなんや~
ちなみに、掃除機のノズルが合わない場合も、0円でできる対処法があります!
対処法については記事の最後で紹介しているよ
機能十分、見た目もシンプルで総合的にバランスが良いのは③ダイソーと④セリア(水色)
続いて、
- ③ダイソー「掃除機で簡単吸引!衣類バルブ式圧縮袋」
- ④セリア(水色)「衣類用圧縮袋 サイクロンクリーナー対応」
この2つの商品について紹介します。
ダイソーとセリア(水色)は色が比較的シンプル
この2つの商品で良いと思った点は、シンプルなカラーリングです。
セリア(水色)は、バルブの中央部分が水色で、それ以外はすべて白色で統一されています。
ダイソーは、バルブの色は同じく中央部分のみ水色。ジッパーの部分は茶色で落ち着いた色味になっています。
色に関しては好みの問題だとは思いますが、多数の色が使われているよりもシンプルな色の方が、収納の中の見た目がすっきりとします。
バルブは閉め加減が軽く感じるかも
ただし、この2商品についてちょっとマイナス点だと思ったところについても紹介します。
それは、バルブの閉め加減です。
- ③ダイソー「掃除機で簡単吸引!衣類バルブ式圧縮袋」
- ④セリア(水色)「衣類用圧縮袋 サイクロンクリーナー対応」
この2つの商品は、バルブが回転型となっています。
使ってみて少し扱いにくいなと感じたのが、このバルブの開閉量が小さいというところ。
ほんの少し回しただけで開いていたバルブが閉じられてしまいます。
開ポイントと閉ポイントの距離が近いため、掃除機を使って吸引作業をしているときにちょっとした手の動きでバルブを閉じてしまうことがありました。
以上、作業中は少し気をつけないといけないという難点はありますが、機能としては十分なので、見た目のすっきりさを加点すると、
③ダイソーと④セリア(水色)の2商品は総合的にバランスのよい商品だと感じました。
3.見た目◎だが使用に条件ありな⑤セリア(真っ白)
最後に、⑤セリア(真っ白)「バルブ付圧縮袋 大物衣料M」の特徴について紹介します。
デザイン・バルブのつくりが◎
このアイテムの良い点は、何と言っても見た目のデザイン。
バルブ、ファスナーといった細部すべてがホワイトで統一されており、非常にすっきりとした見た目となっております。
バルブは回転式となっており、他の商品と比べて固さがあってつくりがしっかりしていました。
いちばん空気が漏れにくそうな安心感があったよ
バルブの直径が大きいのが△
見た目といいバルブのつくりといい、激推ししたいアイテムではあったのですが、「ちょっと惜しいなあ…」と感じたポイントがありましたので正直にお伝えしようと思います。
まず1つ目、けっこう困るなあと思ったのは、バルブの直径が大きいというところ。
私はスティック型掃除機しか持っていないため、圧縮のための空気を抜く作業はスティック型掃除機のヘッド(吸込口)を外してやりました。
ところが、いざ空気を抜こうとした瞬間、絶望の現実が。
あれ、バルブが掃除機の管に入ってませんやん…。
とっても焦ったよ
この商品はバルブの直径が37mmあり、比較した5商品の中で最も大きい寸法となっています。
商品名 | バルブ直径 | バルブ形式 |
---|---|---|
①ワッツ | 3.3cm | フタ式 |
②キャンドゥ | 3.3cm | フタ式 |
③ダイソー | 3.5cm | 回転式 |
④セリア(水色) | 3.5cm | 回転式 |
⑤セリア(真っ白) | 3.7cm | 回転式 |
わが家のスティック型掃除機では、このままでは空気を抜くことができませんでした…。
バルブの直径が大きい=掃除機の吸込口が合わないリスクが高い、のかなあと感じました。
何とか空気を抜くために工夫した対処法については記事の最後で紹介しているよ
ファスナー留め具が外れてしまうのが△
また、ちょっと残念に感じたポイントの2つ目として、ファスナーの形状があります。
このセリアの商品は、5商品の中でもファスナーが最もしっかりした作りになっていました。
閉めやすいというメリットはあるのですが、ファスナーの留め具がそこそこ大きく、閉め終わった後に袋から外れやすくなっている仕様となっていました。
きちんと留め具をなくさないように管理できればいいのですが、次に圧縮袋を使う時は半年後とか1年後だと考えると、無くしちゃうだろうなあ…と感じました。
自分は間違いなくどっかにやってしまうやろな
ちなみに、各商品のファスナーの写真はこちらです。
①と②、③と④はほとんど一緒の形状だったよ
以上、見た目やバルブのつくりなどめっちゃいい!というポイントがあったのですが、気になる点も見受けられたのが⑤セリア(真っ白)「バルブ付圧縮袋 大物衣料M」という製品でした。
- 見た目を最重視したい
- 手持ちの掃除機のノズルが十分に大きい(または、自分で工夫して対処できる)
- ファスナー留め具はなくさない(または、なくしても指圧で閉められる)
という条件に合致する方にはおすすめの商品だと感じました。
0円でできる!圧縮袋のバルブが掃除機の吸込口に合わない時の対処法
最後に、「圧縮袋のバルブが掃除機の吸込口に合わなかった!」「空気を抜けない!」という状況でお困りの方に向けて、対処法をシェアしたいと思います。
私も吸込口が合わなくて空気が抜けず、焦ったよ
わが家ではスティック型の掃除機を使っています。そのため、圧縮袋の空気を抜くためには、先端のヘッドと管を外してハンディ形状にするしかありませんでした。
吸込口を圧縮袋のバルブに押し当ててみたものの、直径が小さくて入らない…。
しかも、圧縮袋の部品が掃除機と干渉してしまい、圧縮袋のノズルを完全に覆うことができませんでした。
当然、上手に空気を抜くことができません。
そこで、私が実際に実践した「0円でできる!超簡単な対処法」についてシェアしたいと思います。
特にアタッチメント等を追加で購入することもなく、家にあるものだけで対処することができました。
めっちゃシンプルだけど簡単にできるよ
その方法とは、厚紙で吸込口のノズルを自作するというもの。
厚紙で、って…工作?
うん。工作だね。
使用したものは次の4つです。
- 不要になったお菓子の空き箱(厚紙)
- はさみ
- ガムテープ
- 養生テープ
作り方は次の通りです。
①お菓子の空き箱を15~20cm程度の長さに切る
②圧縮袋のバルブに①を巻きつけ、サイズを合わせながら筒形状にしてガムテープで固定
③②を掃除機の吸込口に突っ込み、空気が漏れないように養生テープで固定
掃除機にテープを貼る部分については、掃除機にのりが残らないように養生テープを使ったよ
このように、とても簡単な工作で自作ノズルをつくることができました。
見た目はちゃっちいですが、機能はばっちり。
ちゃんと空気を吸ってくれました!
わが家のように、ご家庭の掃除機が圧縮袋のバルブに合わなかった場合は参考にして下さい!
まとめ
100均の衣類用圧縮袋5商品を徹底比較
①ワッツ「バルブ式 衣類用圧縮袋M」
②キャンドゥ「バルブ式圧縮袋 衣類用L」
③ダイソー「掃除機で簡単吸引!衣類バルブ式圧縮袋」
④セリア(水色)「衣類用圧縮袋 サイクロンクリーナー対応」
⑤セリア(真っ白)「バルブ付圧縮袋 大物衣料M」
結果
- どれもちゃんと圧縮された
- バルブが小さく幅広い掃除機に対応できるのは①ワッツと②キャンドゥ
- 機能と見た目のバランスがいいのは③ダイソーと④セリア(水色)
- デザイン最重視なら⑤セリア(真っ白)
今回は掃除機で空気を抜くタイプの衣類用圧縮袋について特徴の違いを紹介しました。
各商品細かな違いはあるものの、どの商品もしっかり圧縮してくれましたよ!
ちなみに、わが家のクローゼットも、もこもこ冬服のかさが減り、だいぶすっきりさせることができました。
衣類用圧縮袋の購入でお悩みの方は今回の記事を参考にして下さい!
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