引き出し収納は、便利なものです。
中にモノを詰め込んで扉を閉めてしまえば、
ごちゃごちゃを隠すことができるので、
ぱっと見で片づいたかのように
見せることができます。
しかし、
ただモノをポイポイ放り込んでおけばよいのかというと、
そうではありません。
実のところ、
使いやすい引き出しにするには
収納にコツがあるのです。
今回と次回の2回にわたり、
悩める引き出しの収納に対して、
これだけは押さえてほしいという
重要ポイントを解説します。
加えて、
わが家の食器棚の引き出しを
実際に片付けてみた様子を
実践編としてお届けします。
1回目の今回は、
食材ストック類を整えてみた模様です。
引き出し収納のポイント
目標は「いつでもぱっとモノが取り出せる」引き出し
今回片付けをするわが家のキッチンには、
このような引き出しタイプの食器棚(カップボード)を置いています。
![引き出しタイプの食器棚の写真](https://tatemono-note.com/wp-content/uploads/2023/04/3001.jpg)
キッチンには、
食器や調理器具、食材ストックなど、
こまごまとしたモノがたくさんあります。
いくら引き出しがたくさんあるからと言って、
何も考えずにモノを押し込んでいくのは、
賢明ではありません。
すぐにモノが引き出しの中で
ごちゃまぜになってしまい、
どこに何があるのか
わからなくなってしまうでしょう。
そうならないように重要なのが、
「引き出しの中を区切る」ということ。
数多くあるこまごまとしたアイテムたちを
区切って分類してやることで、
それぞれのモノたちが
いてもよいスペースを明確化してあげます。
要するに、
「どこに何があるかわかる」
「それぞれのアイテムが
いつでもおなじ場所にある」
「ほしいものがぱっと取り出せる」
という状態を目標として進めていきます。
押さえておくべきポイント2つ
引き出し収納を区切って整える際に
意識すべき点は何なのでしょうか。
わたしがいつも気を付けているポイントは
次の2つです。
① 直角に区切る
② びちびちに区切る
まずは1つ目のポイントである
「直角に区切る」について、
今回の記事で解説したいと思います。
引き出し収納のポイント①:直角
直角が大事な理由
引き出し収納で押さえておくべき
ポイント1つ目は「直角」です。
なぜ、直角が大事なのか。
それは、
収納スペースにロスを発生させないようにするためです。
例えば、
4つの角が丸くなっているもの。
これでは、端の目いっぱいまで
モノを入れることができなくなってしまいます。
![角が丸い収納グッズのデメリット](https://tatemono-note.com/wp-content/uploads/2023/04/3002.jpg)
また、
スタッキングできるように、
下に向かってすぼまっている形状のもの。
![下がすぼまっている収納グッズのデメリット](https://tatemono-note.com/wp-content/uploads/2023/04/3003.jpg)
こういった収納用品を
引き出しの仕切りとして使用してしまうと、
スペースの100%を
ものを入れるために活用することができず、
ロスが発生してしまうのです。
直角に区切るのにおすすめな収納グッズ
収納グッズは
世の中に数多く存在していますが、
「直角」を完璧に満たしている商品は
非常に少ないです。
そんな中でも、わたしが愛用しており、
断然オススメしたいアイテムをご紹介します。
それは、
無印良品の「ポリプロピレンファイルボックス」です。
![無印良品のポリプロピレンファイルボックス](https://tatemono-note.com/wp-content/uploads/2023/04/3004.jpg)
無印良品のファイルボックスは、
上から見ても横からみても、
すべての角がばっちり90°になっている
優れものなのです。
本来は「ファイルボックス」という名の通り、
書類用の収納ではあるのですが、
引き出しの中などに入れて
こまごまとしたモノを整理するのにも
非常に役に立つのです。
サイズは何種類かあるのですが、
引き出しで使う場合は
高さ約12cmのハーフサイズがおすすめ。
深すぎず浅すぎずの適度な深さで、
モノを入れた時に
隠れてしまわず見通しがよいですし、
出し入れもしやすいです。
実践編:キッチンの食材ストックを片づける
それでは実際に、
無印良品のファイルボックスを使って、
わが家の食器棚を片づけた様子をご紹介します。
片づけたのは
食材ストックやお菓子などが入っている、
食器棚の最下段の引き出し。
こちらがBefore写真です。
![キッチンの引き出し収納の片付け前の写真](https://tatemono-note.com/wp-content/uploads/2023/04/3005.jpg)
奥の方では収納グッズを使用しているのですが、
4隅が丸くなっているタイプの収納ボックスなのです。
ふりかけやら鰹節やらの食材たちが
びしっと整列せず、
ジグザグになってしまっています。
角が丸い収納グッズは
デッドスペースが発生してしまうため、
引き出しの中の仕切りとしては向いていないのです。
中央あたりは、
お菓子やインスタント食品を
とりあえずで雑に放り込んでおります。
中に入っているものを整理するため、
一度すべてのモノを引き出しから出して、
種類別に分けました。
![食材ストックを床に並べた様子](https://tatemono-note.com/wp-content/uploads/2023/04/3006.jpg)
しかし、
この食材ストックの量、多いですね。
普通に生きているつもりですが、
めちゃめちゃ多くのモノに囲まれて
生活しているのだということを、
ひしひしと感じます。
さて、
仕分けした食品たちを、
無印良品のファイルボックスを使用して
引き出しに戻しました。
After
![キッチンの引き出し収納を片付けた後の写真](https://tatemono-note.com/wp-content/uploads/2023/04/3007.jpg)
いかがでしょう?
ふりかけやらの袋たちがぴしっと整列し、
どこに何があるか見やすくなったのではないでしょうか。
きっちり隙間なく並べたことで、
空間に余りができ、
他の場所に入れてしまっていたお米も
一緒に収めることができました。
まとめ
引き出しには
「直角」の収納グッズを使うべし
今回は引き出し収納のポイント1つ目である
「直角に区切る」というところについて紹介しました。
限られた空間を最大限活かすためには、
デッドスペースが発生しない
直角の収納グッズを使うことが非常に大事なのです。
次回の記事では、
引き出し収納2つ目のポイントである
「びちびちに区切る」について解説したいと思います。
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