MISSION – 当ブログについて

このページでは、本ブログを立ち上げた思いについてご紹介しています。

心が満たされる空間づくりのお手伝いをしたい

あなたは今の暮らしに満足していますか?

そう聞かれて、心の底から「Yes」と答えられるのはごく少数の人ではないでしょうか。

多くの人が、自分が普段過ごしている身の周りの空間に対して、何かしら不満や違和感を大なり小なり感じているのではないかと思います。

日々、仕事や学校、家事、育児、介護などをこなしていくためには、持続的なエネルギーが必要です。そのエネルギーを生み出すために、わたしは空間が人に与える影響はとても大きいと考えています。

あなたはどんな場所が好きですか?
行くと元気になる、気分が上がる、お気に入りの場所を思い浮かべてみてほしいのです。

歩いて10分のところにある焼き立てパンが食べられる公園横のカフェ?
3年前に泊まったリゾート地の広々としたベッドが置いてあるホテルの客室?

本棚が床から天井まで築かれた昔ながらの古書店が好きという人もいれば、ネオンきらめく渋谷のクラブで気分が上がるという人、好きなアイドルやキャラクターのショップに行けばハッピーになれるという人もいるでしょう。

では、もしあなたが毎日過ごしているおうちが、そんな好きな場所と同じような空間だったら?

毎日、とてつもないエネルギーが体の奥から湧いてきそうだと思いませんか。

もし日本全国の全員が皆、自分の心が躍る空間で毎日を過ごせるとしたら…

わたしは「心が満たされる空間」を理想と考えています。
ひとりでも多くの人が理想の空間を実現できるよう、わたしはブログを通じてそのお手伝いをしたいと考えています。

空間は何も語りません。背景となり意識から外れます。
しかし、確実にわたしたちの精神や肉体に影響を与えます。

毎日ジャンクフードを食べ続けると不健康になるのと同じように、好きでない空間にい続けることは、じわじわと精神を鈍らせ、心を浸食すると思うのです。また、物理的に散らかっていると掃除が行き届かなくなり、ほこりが溜まってアレルギーになったり、ものにぶつかってケガをしたりというように、身体的なデメリットもあるでしょう。

自分の身の周りの環境を整えることは、わたしたちの内なるエネルギーに多大なパワーを与えるのだと、わたしは考えているのです。

ストレスを与えるモノは取り除き、自分の気分が上がるモノで生活を彩る。
暮らしを今よりも快適に、豊かにするヒントをこのブログでお届けしたいと思っております。

自己紹介

わたしは大阪に住む20代後半の女性です。
仕事は建築関係で、1LDKの賃貸マンションにパートナーと2人で暮らしています。

わたしの空間づくりは、まだまだ道半ばです。
手探りで進みながら、見つけた発見や気づきをこのブログでシェアしています。

わたしがどうしてこれほど空間づくりにこだわるようになったのか。
その背景となるわたしの生い立ちについてお話します。

実家は60㎡3DKのマンションで、両親と妹の4人家族の家庭に育ちました。

わたしは正直言って実家の空間が好きではありませんでした。
家はモノが多く、雑多な印象。生活はできているしある程度整えられてはいるけれども、各部屋の壁一面には衣装ダンスがそびえたち、プラスチック製の引き出しやキャスター付きのワゴンが点在する、がちゃがちゃと騒がしい空間でした。
収納の中には、使いきれないほどの大量の食器、経年劣化でぼろぼろになったスキーグッズ、バブル時代のデザインが古くなったスーツなど、わたしから見ればほとんど使われていない、もう今後二度と出番がないようなものも多数ありました。
特に、わたしが普段過ごしていた北側の4畳ほどの洋室は、半分が父の和ダンスや季節モノの家電などの大物グッズに覆われ、とても窮屈で、床が見えるのは幅1mに満たないスペース。そこに布団を敷いて寝起きしていました。

両親は仲が悪く、怒鳴り声が飛び交うのは日常茶飯事。父が穴をあけた壁は未だにそのままです。
わたしは基本的に洋室にこもりきり。食事の時以外は家族のいるダイニングスペースで過ごさないようにしていました。

そんな環境だったので、わたしは整えられた快適な空間に強い憧れがありました。

こんなに家庭が険悪でいつもイライラしているのは、部屋が散らかっているせいなのではないか。
空間さえ整えれば、毎日ハッピーに、家族仲良く過ごせるのではないか。

実際、家庭の不仲の原因は空間だけのせいではないのですが、当時のわたしは本気でそう考えていました。

きれいな空間を自らの手でつくりたい。
その思いが高じて、大学では住環境を学べる学科に進学しました。

わたしが今も空間にこだわるのは、その実家での原体験があるからだと思います。
目の前の荒れた環境を当たり前だと思い、改善する気力を喪失し、本来その人が持っているエネルギーを奪い去る、自分のような不幸を感じる人が日本からいなくなってほしい。
それがわたしの心のベースにある思いなのです。

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