こんにちは。30代一級建築士女子のWindyです。
9月のシルバーウィークに「前橋国際芸術祭2026」に行ってきました!

念願だった「白井屋ホテル」さんに1泊して芸術祭と街歩きを楽しみました(^o^)
行ってみてとてもびっくりしたのは、前橋には、日本を代表する名立たる建築家が設計した建物がめちゃめちゃたくさんあるということ。
大阪万博の会場デザインプロデューサーを務めた藤本壮介氏を初め、著名な建築家の建物があっちにもこっちにもある状況。
そして、多くの場所に歩いて訪問できて、建築の密集度が非常に高いと感じました。

有名建築家の詰め合わせパックといっても過言でない街だったよ
まちづくりにも力が入れられており、まさに都市が「よみがえる」「生き返る」プロセスのまっただ中にいることを実感しました。

これからどくどくと血が通っていく、未来への期待を感じたよ
この記事では、前橋国際芸術祭で撮影した建物の写真を紹介します!
中には設計実務者である筆者が気になった、ニッチな視点の写真も含まれてると思います。。。
前橋をもっと楽しみたい、
前橋国際芸術祭のことに興味がある人、これから前橋に訪問したい人はぜひ最後まで読んでいってください(^o^)
- 前橋芸術祭がどんな雰囲気なのかを知りたい
- 旅行先で有名建築家の建物をたくさん見たい
- 前橋で取り組まれている街づくりに興味がある
※写真は2日間で撮影したものを使用しています。晴れの日と雨の日の写真が混在していますが、ご了承下さい(T_T)
1.白井屋ホテル|前橋の「めぶき」の起爆剤

まずは、前橋のまちづくりの中心地にある「白井屋ホテル」。
こちらは、閉業した旅館をリノベーションし、新築棟と合わせてホテルとして再生させたプロジェクトです。
馬場川通り側のこんもりした緑におおわれた外観や、大胆に床を抜いて設けられた4層吹抜けの空間がインパクトのある建物です。
できた当初から建築雑誌に引っ張りだこの建物で、ずっと気になっていたんですが、ついに念願が叶って宿泊をすることができました。

うれしい~
プロジェクトは2014年ごろから始まり、完成まで6年以上の時間がかかったのだとか。

めちゃめちゃ時間かかってるね

時間がかかりすぎて「前橋のサグラダファミリア」って言われてたらしいで
この建物がきっかけで前橋のまちづくりが花開いたと言えるほど、重要な中心施設になります。

1階はバス通りと馬場川通りを繋ぐ通路状になっていて、誰でも通り抜けられるようになっています。
レストランやパン屋さん、カフェもあるので、宿泊しない人でも気軽に訪問できますよ(^o^)
白井屋ホテルさんの写真はめちゃめちゃ撮って大量にあるので、別の記事でまとめて紹介したいと思います。
- 所在地:群馬県前橋市本町2-2-15
- 最寄駅:JR両毛線「前橋駅」徒歩約15分
- 完成:2020年
- 設計:藤本壮介建築設計事務所さん
- 施工:冬木工業さん
- 延べ面積:2,565.46㎡
- 構造:RC構造
- 規模:地上4階建
2.馬場川通りアーバンデザインプロジェクト|ウォーカブルな都市の親水空間

2つ目は、「馬場川通りアーバンデザインプロジェクト」です。
かつての城下町に張りめぐらされていた水路を、魅力的な親水空間に生まれ変わらせたプロジェクトです。

白井屋ホテルの真裏にあって、ホテルからすぐに行くことができるよ

驚いたのが、この取り組みが民間主体で進められたことによって実現していたということ。
官主導ではなく、民間の働きかけによってエリアのムーブメントを生んだというところに感銘を受けました。
- 所在地:群馬県前橋市千代田町2丁目、4丁目、本町2丁目
- 完成:2024年
- 設計:ランドスケープ・プラスさん(デザイン統括)
- 施工:宮下工業さん
- 敷地面積:2,248㎡

ちなみに、馬場川通りから、白井屋ホテルのお隣に「ばばっかわスクエア」も見ることができます。
この建物はSUPPOSE DESIGN OFFICEさんが設計した建物。

街並みが一体的に感じられつつ、設計者の個性も感じられるね
3.アーツ前橋|前橋国際芸術祭をめぐる際はまずここに立ち寄って

3つ目は、「アーツ前橋」です。
白井屋ホテルを出て馬場川通りを通り、2~3分ほど歩いた場所にあります。
ここで前橋国際芸術祭2026のチケットを販売しているので、芸術祭をめぐる際はまずここに立ち寄りましょう!
旧デパートだった建物をコンバージョンして美術館に利活用した建物だそうで、
芸術祭の展示会場の1つにもなっていました。
1階には芸術祭の会場となっている建物についての展示をしていました。

ここで知識を得てから会場をめぐっていけば、より芸術祭を楽しむことができるはず!
気になった納まりなど建物の写真は、別の記事で紹介します~
- 所在地:群馬県前橋市千代田町5-1-16
- 完成:2012年
- 設計:水谷俊博建築設計事務所さん
- 施工:佐田・鵜川・橋詰特定建設工事共同企業体さん
- 改修面積:5517㎡
- 構造:SRC構造(一部S造)
- 規模:地下1階地上9階建(地下1階から地上2階を改修)
4.前橋ガレリア|人々の自由な活動が集まる空間

4つ目は、平田晃久建築設計事務所設計の「前橋ガレリア」です。
アーツ前橋から歩いて5分ほどのところにあります。
緑に覆われた白い箱が組み合わされて宙に浮いたような建物で、印象的な外観であることから、建築雑誌などで見た覚えのある人も多いのではないでしょうか?

これも見に行くのを楽しみにしてたよ

かつて栄えていたのだろうと思われる歓楽街の通りの一画に、突如として現れます。

前橋国際芸術祭の期間に訪問すれば展示をやっているので、外だけでなく、ギャラリーの中にも入ることができるというのがメリットですね。

前橋ガレリアの写真もたくさんあるので、別の記事で紹介するね
- 所在地:群馬県前橋市千代田町5-9-1
- 竣工:2023年
- 設計:平田晃久建築設計事務所さん
- 施工:宮下工業さん
- 延べ面積:2,018.69㎡
- 構造:S造
- 規模:地上4階建
5.岡本太郎のパブリックアート≪太陽の鐘≫|藤本壮介が手掛けたランドスケープ

5つ目は、芸術家・岡本太郎氏の≪太陽の鐘≫です。
前橋ガレリアから歩いて5分ちょっと、広瀬川の近くの場所にあります。
≪太陽の鐘≫設置にあたり、藤本壮介氏が白井屋ホテルの設計と並行しながらランドスケープデザインを行ったそうです。

どうして木々に埋もれるような場所に≪太陽の鐘≫を設置したのか、
設計意図や込められた思いがめちゃくちゃ面白い。
国際芸術祭の期間、アーツ前橋の展示で藤本壮介氏のインタビュー動画が視聴できるので、ぜひ観てみてほしいです。
- 所在地:群馬県前橋市千代田町5丁目(広瀬川河畔緑地)
- 鐘の設置:2018年
6.Mビル/なか又/つじ半前橋/前橋アーケードテラス|お腹がすいたらここに行こう

6つ目は、街歩きでお腹がすいた時に訪れたい、美味しいものが食べられる建物を紹介します。
4つの場所を1つの項目にまとめてしまって恐縮なのですが、弁解させてもらいますと、なんとこちら、この4つの店舗が連続して隣り合って建っているのです。
1ヵ所訪問するだけで、4軒の建築家の建物が見られるという。
一石四鳥、しかもお腹も満たされて一石五鳥六鳥くらいのうまみ満載の場所になります!
それぞれ「赤れんが」をデザインコードとして共通しつつも、違った使い方をしていて設計者の個性が出ています。

私は、旅の初日に「前橋アーケードテラス」(設計:永山祐子建築設計)でカレーをいただきました。


奥は、間接照明のように自然光が入っています。
2日目に再度訪れて、今度は「なか又」でおやつを購入しました。

店の奥がオープンスペースになっており、座って食べることができました。

- 所在地:群馬県前橋市千代田町2-7-21
- 竣工:2018年
- 設計:中村竜治建築設計事務所さん
- 改修面積:95.63㎡
- 構造:S造
- 規模:地上2階建
- 所在地:群馬県前橋市千代田町2-7-21
- 竣工:2018年
- 設計:長坂常/スキーマ建築計画さん
- 延べ面積:51.82㎡
- 構造:S造
- 規模:地上2階建
- 所在地:群馬県前橋市千代田町2-7-20
- 竣工:2019年
- 設計:髙濱史子建築設計事務所さん
- 延べ面積:131.17㎡
- 構造:RC造
- 規模:地上2階建
- 所在地:群馬県前橋市千代田町2-7-20
- 竣工:2023年
- 設計:永山祐子建築設計さん
まとめ
- 前橋は有名建築家の建物がめじろ押しだった
- しかも徒歩圏に建物が集まっているので、歩いて散策できる
- 前橋国際芸術祭の機会にあちこち回って楽しもう
この記事では、設計実務者の私が前橋国際芸術祭2026で訪問した建物について紹介しました!
記事には書ききれなかったのですが、紹介した場所以外にも展示会場となっている場所がたくさんあるので、アート巡りで丸一日楽しむことができます!
前橋国際芸術祭2026は12月20日まで開催されているので、開催期間にぜひ訪問してみてほしいです(^o^)
また、実際に訪れてみてわかったことは、建築が近い範囲に集中しているので、徒歩で散策するのにとてもちょうどいい街だということ。
芸術祭の期間でなくても、旅行を検討されている方の行き先の参考にしてもらえると嬉しいです~


コメント